Tan�itsu minzoku shinwa no kigen: "Nihonjin" no jigazo no keifu = The myth of the homogeneous nation
作者:Eiji Oguma, 出版社:Shin�yosha, 出版日期:1995-07-01
商品條碼:9784788505285, ISBN:4788505282
分類標籤:Refinements » Subjects » Books » Reference » History
內容簡介
民族というアイデンティティをめぐる考察。
多民族帝国であった大日本帝国から、単一民族神話の戦後日本へ。
台湾侵略から100年、戦後50年のいま、明治から戦後までの日本民族についての言説を集大成。
第1部「開国」の思想(日本民族論の発生;内地雑居論争ほか)
第2部「帝国」の思想(「差別解消」の歴史学;国体論の再編成ほか)
第3部「島国」の思想(島国民俗学の誕生;皇民化対優生学ほか)
サントリー学芸賞受賞
大日本帝国時代から戦後にかけて,「日本人」の支配的な自画像といわれる単一民族神話が,いつ,どのように発生したか。民族の純血意識,均質な国民国家志向,異民族への差別や排斥など,民族というアイデンティティをめぐる膨大な言説の系譜と分析。
ここでわれわれは、まず二つの事実を確認しなければならない。一つは戦前の大日本帝国は、多民族国家であったということである。
今日では忘れられがちなことだが、一八九五年に台湾を、一九一〇年に朝鮮を併合していらい、総人口の三割におよぶ非日系人が臣民としてこの帝国に包含されていた。戦時中の「進め一億火の玉」という名高いスローガンにうたわれた「一億」とは、朝鮮や台湾を含めた帝国の総人口であり、当時のいわゆる内地人口は七千万ほどにすぎない。(本文より)
序 章
問いの設定/「単一民族神話」の定義/社会学と歴史学
第一部「開国」の思想
第1章日本民族論の発生―モース・シーボルト・小野梓ほか
欧米人学者の日本民族論/日本の人類学と欧米人学者への反発/ナショナリズムの二つのかたち
第2章内地雑居論争―田口卯吉・井上哲次郎
モデルとしてのアメリカ合衆国/海外進出は不可能/「日本国民の同化力」
第3章国体論とキリスト教―穂積八束・加藤弘之・内村鑑三・高山樗牛ほか
国体論の隆盛/キリスト教系知識人の反論/同化政策か純血維持か/追いつめられる国体論
第4章人類学者たち―坪井正五郎ほか
純血論への批判/世界への進出
第5章日鮮同祖論―久米邦武・竹越与三郎・山路愛山・徳富蘇峰・大隈重信ほか
天皇家朝鮮渡来説/「島国根性」と「南種北種」/「故郷」への進出
第6章日韓併合
新聞での論調/主要雑誌の論調/国体論者の転向
第二部「帝国」の思想
第7章「差別解消」の歴史学―喜田貞吉
被差別者への共感/差別解消としての同化/「四方の海は皆同胞である」
第8章国体論への再編成―国体論者の民族論
国体論の混乱/混合民族論のとりこみ/「養子」としての異民族/「開かれた血族団体」
第9章民族自決と境界―鳥居龍三・北一輝・国定教科書ほか
民族自決論の中和/鳥居龍蔵の日本民族起源論/教科書の変遷/「朝鮮人の名を前部日本名に変ずべし」
第10章日本民族白人説―ギリシア起源説・ユダヤ起源説ほか
「落胤」としての日本民族/あるボランティア
第11章「血の帰一」−高群逸枝
詩人から古代史へ/母系性と異民族同化/「世界の家族化」
第三部「島国」の思想
第12章島国民俗学の誕生―柳田国男
先住異民族としての「山人」/「山国」から「島国」へ/国民統合としての民俗学/「有りもせぬ全体」
第13章皇民化対優生学―朝鮮総督府・日本民族衛生協会・厚生研究所ほか
純血な島国/皇民化政策を支える混合民族論/厚生省と優生学系勢力/純血と総動員の矛盾/単一民族人類説の台頭/「混血ニ対スル処置ヲ講ズベシ」
第14章記紀神話の蘇生―白鳥庫吉・津田左右吉
大陸の分裂・島国の団結/記紀は史実ではない/単一民族の記紀解釈/権力支配としての中国/権力無き天皇国家
第15章「血」から「風土」へ―和辻哲郎
北種と南種の総合/自然児の世界/複合的な単一風土/国境をこえない天皇制
第16章帝国の崩壊―大川周明・津田裁判ほか
戦時期の混合民族論/純血論の台頭/ダブルバインド状態
第17章神話の定着―象徴天皇制論・明石原人説ほか
農業民の世界/国民統合の象徴/明石原人説/単一民族論に傾く戦後歴史学/受容されなかった騎馬民族渡来説/忘却された混合民族論
結 論
社会学における同化主義と人種主義/「日本人」概念について/近接地域・同人種内の接触/家族制度の反映/保守系論者の単一民族論批判/神話からの脱却
あとがき
・「ダ・ヴィンチ」97.12月号特集「マンガ狂いにつける薬」呉智英氏
・「第18回サントリー学芸賞」96.11.6青木保氏評
・産経新聞97.2.3イアン・アーシ−氏評
・「日本史研究」97.1月冨山一郎氏評
・「SPA!」96.10.30
・「頓智」96.3月井上章一氏評
・「日本歴史」96.2月
・「エコノミスト」95.12.5川田稔氏評
・朝日新聞95.10.22「近刊私の収穫」小松和彦氏
・「図書新聞」95.9.30鵜飼哲氏評
・朝日新聞95.8.20長尾龍一氏評
・産経新聞95.8.10山中速人氏評
・「Japan Mail Media」99.6.7、14 村上龍
・朝日新聞99.9.12「三省堂書店神田本店のベスト10、人文書8/30-9/5」
・「花椿(資生堂企業文化部」)2001.1月号 特集「後藤繁雄・小熊英二 五感交感第二十五回」
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【関連書籍】
『 対話の回路 小熊英二対談集 』小熊英二著(定価2940円 2005)
『 戦争が遺したもの 』鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二著(定価2940円 2004)
『 〈朝鮮〉表象の文化史 』中根隆行著(定価3885円 2004)
多民族帝国であった大日本帝国から、単一民族神話の戦後日本へ。
台湾侵略から100年、戦後50年のいま、明治から戦後までの日本民族についての言説を集大成。
第1部「開国」の思想(日本民族論の発生;内地雑居論争ほか)
第2部「帝国」の思想(「差別解消」の歴史学;国体論の再編成ほか)
第3部「島国」の思想(島国民俗学の誕生;皇民化対優生学ほか)
サントリー学芸賞受賞
大日本帝国時代から戦後にかけて,「日本人」の支配的な自画像といわれる単一民族神話が,いつ,どのように発生したか。民族の純血意識,均質な国民国家志向,異民族への差別や排斥など,民族というアイデンティティをめぐる膨大な言説の系譜と分析。
ここでわれわれは、まず二つの事実を確認しなければならない。一つは戦前の大日本帝国は、多民族国家であったということである。
今日では忘れられがちなことだが、一八九五年に台湾を、一九一〇年に朝鮮を併合していらい、総人口の三割におよぶ非日系人が臣民としてこの帝国に包含されていた。戦時中の「進め一億火の玉」という名高いスローガンにうたわれた「一億」とは、朝鮮や台湾を含めた帝国の総人口であり、当時のいわゆる内地人口は七千万ほどにすぎない。(本文より)
序 章
問いの設定/「単一民族神話」の定義/社会学と歴史学
第一部「開国」の思想
第1章日本民族論の発生―モース・シーボルト・小野梓ほか
欧米人学者の日本民族論/日本の人類学と欧米人学者への反発/ナショナリズムの二つのかたち
第2章内地雑居論争―田口卯吉・井上哲次郎
モデルとしてのアメリカ合衆国/海外進出は不可能/「日本国民の同化力」
第3章国体論とキリスト教―穂積八束・加藤弘之・内村鑑三・高山樗牛ほか
国体論の隆盛/キリスト教系知識人の反論/同化政策か純血維持か/追いつめられる国体論
第4章人類学者たち―坪井正五郎ほか
純血論への批判/世界への進出
第5章日鮮同祖論―久米邦武・竹越与三郎・山路愛山・徳富蘇峰・大隈重信ほか
天皇家朝鮮渡来説/「島国根性」と「南種北種」/「故郷」への進出
第6章日韓併合
新聞での論調/主要雑誌の論調/国体論者の転向
第二部「帝国」の思想
第7章「差別解消」の歴史学―喜田貞吉
被差別者への共感/差別解消としての同化/「四方の海は皆同胞である」
第8章国体論への再編成―国体論者の民族論
国体論の混乱/混合民族論のとりこみ/「養子」としての異民族/「開かれた血族団体」
第9章民族自決と境界―鳥居龍三・北一輝・国定教科書ほか
民族自決論の中和/鳥居龍蔵の日本民族起源論/教科書の変遷/「朝鮮人の名を前部日本名に変ずべし」
第10章日本民族白人説―ギリシア起源説・ユダヤ起源説ほか
「落胤」としての日本民族/あるボランティア
第11章「血の帰一」−高群逸枝
詩人から古代史へ/母系性と異民族同化/「世界の家族化」
第三部「島国」の思想
第12章島国民俗学の誕生―柳田国男
先住異民族としての「山人」/「山国」から「島国」へ/国民統合としての民俗学/「有りもせぬ全体」
第13章皇民化対優生学―朝鮮総督府・日本民族衛生協会・厚生研究所ほか
純血な島国/皇民化政策を支える混合民族論/厚生省と優生学系勢力/純血と総動員の矛盾/単一民族人類説の台頭/「混血ニ対スル処置ヲ講ズベシ」
第14章記紀神話の蘇生―白鳥庫吉・津田左右吉
大陸の分裂・島国の団結/記紀は史実ではない/単一民族の記紀解釈/権力支配としての中国/権力無き天皇国家
第15章「血」から「風土」へ―和辻哲郎
北種と南種の総合/自然児の世界/複合的な単一風土/国境をこえない天皇制
第16章帝国の崩壊―大川周明・津田裁判ほか
戦時期の混合民族論/純血論の台頭/ダブルバインド状態
第17章神話の定着―象徴天皇制論・明石原人説ほか
農業民の世界/国民統合の象徴/明石原人説/単一民族論に傾く戦後歴史学/受容されなかった騎馬民族渡来説/忘却された混合民族論
結 論
社会学における同化主義と人種主義/「日本人」概念について/近接地域・同人種内の接触/家族制度の反映/保守系論者の単一民族論批判/神話からの脱却
あとがき
・「ダ・ヴィンチ」97.12月号特集「マンガ狂いにつける薬」呉智英氏
・「第18回サントリー学芸賞」96.11.6青木保氏評
・産経新聞97.2.3イアン・アーシ−氏評
・「日本史研究」97.1月冨山一郎氏評
・「SPA!」96.10.30
・「頓智」96.3月井上章一氏評
・「日本歴史」96.2月
・「エコノミスト」95.12.5川田稔氏評
・朝日新聞95.10.22「近刊私の収穫」小松和彦氏
・「図書新聞」95.9.30鵜飼哲氏評
・朝日新聞95.8.20長尾龍一氏評
・産経新聞95.8.10山中速人氏評
・「Japan Mail Media」99.6.7、14 村上龍
・朝日新聞99.9.12「三省堂書店神田本店のベスト10、人文書8/30-9/5」
・「花椿(資生堂企業文化部」)2001.1月号 特集「後藤繁雄・小熊英二 五感交感第二十五回」
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【関連書籍】
『 対話の回路 小熊英二対談集 』小熊英二著(定価2940円 2005)
『 戦争が遺したもの 』鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二著(定価2940円 2004)
『 〈朝鮮〉表象の文化史 』中根隆行著(定価3885円 2004)
商品簡介由 紀伊國屋書店 KINOKUNIYA 所提供
